ドキュメンテーション

パーティクル生成エフェクトの概念

まず、霧、煙、花火、雪、噴水、太陽、地面を跳ねるテニスボールを例に挙げて説明します。
これらの自然現象や日常の物理現象ですが、どちらもアニメーションで忠実に表現しようとすると非常に多くの時間を必要とします。



これらの現象を細かく見てみましょう:
- 霧と噴水はどちらも細かい水滴でできています。水滴は空中を浮遊し、霧の場合、光を遮ります。噴水の場合、水滴は空中に放たれた瞬間から重力に引かれて落 ちていきます。
- 太陽と花火は、それぞれヘリウム、水素や他の元素から構成されています。太陽の場合、それは球体を作り、花火の場合は大気中で爆発します。
- 煙も同様に化学物質で構成され、その構成要素によって様々な形を取ります。煙自体は非常に軽いので重力に左右されることなく風によって動きます。これに対してテニスボールは、静止するまで何度か跳ねますが、風の影響はあまり受けません。

どの現象も、広い意味での「パーティクル」が関係しています。例えば、水滴、化学物質、テニスボール等です。これらのパーティクルは重力や風、それに空気の抵抗等の影響を受けます。また、複数の場所から一度に跳ね返ったり発生したりします。
パーティクルが発生する場所のことを「エミッター」と呼びます。

TVP Animation は、これらのパーティクルを描画するだけでなく、動きをオプションを使って制御することができます。これにより、アニメーションやSFXの効果を短時間で 作成することができます(パーティクルを1つずつ描くのは非常に時間がかかります)。

このエフェクトを、レンダリング > パーティクル生成と呼びます。