TVPaint Animation
スタンダード・エディション

Illustration by Kilian Vilim

紙上とTVPaintの両方で
アニメーション制作

TVPaint Animationは、紙 – デジタル移行にかかる時間を、その独自の機能により短縮してくれます。具体的には、次のことが可能です:

  • 「スキャンクリーン機能」により、スキャン画像の白いピクセル(紙)を消去し、画の線のみを保存
  • 「ペグスタビライズ機能」により、各スキャン画像を自動的に位置ずれ修正
  • DVカメラとウェブカムの画像が取り込み可能なので、ラインテストも即可能

これらのツールのおかげで、彩色工程に直接進むことができます。

彩色・ペイント

  • 「塗りつぶしフリーハンド」ツールは、塗りつぶす範囲を直接囲えるようにしてくれるため、塗りつぶし工程を簡単にしてくれます。人物が細かく描かれている場合に特に重宝します。
  • 「ペンキ缶」ツールは、カスタマイズすることで、ユーザーの画の線を記憶し、別のレイヤーに選択色を広げることができます。
  • マスクと画用紙システムにより、別のレイヤーにテクスチャを適用することが簡単にできます。
  • 「色置き換え」又は「色合い置き換え」といった他の特殊効果により、色塗り工程がさらに簡単になりました。

従来型のアニメーションと他のテクノロジーの融合

TVPaint Animationで、様々な形式のビデオファイル (AVI, MPEG など)を簡単にインポート。インポート後、ビデオは一連のコマ画像に細分化されることで、キー画像だけを描画できるので、元のビデオ自体に変化を加えることはありません。

一つの仕上がりのみに止まらないで:

    • 実写シーケンスにアニメ人物を挿入することもできます
    • 壮大なロトスコープ制作も可能
    • 3D座標をインポートして、複雑なカメラの動きの中で2D人物をアニメートすることができます
  • 3Dシーケンス上で、2D効果をアニメートすることもできます

サウンド・マネジメント

TVPaint Animationのタイムラインの上に二つのキースペースがあり、うち一方はサウンドマネジメントスペース、もう一方は手書き入力スペースです。これら二つのスペースにより、各サウンドトラックを管理することができます。

手書きコメント、サウンド、画像を組み合わせて、簡単にリップシンクを作ってみましょう。

複数の追加機能

  • 最初の画を青で描いて、オレンジでレタッチし、黒で最終描画をします。しかもその全てを、「スケッチパネル」を使えば一枚のレイヤー上にすることができます。
  • レイヤーを内容毎に(装飾、人物など)分類するために、グループ機能を利用しましょう。
  • 「ストップウォッチ」機能を使えば、アニメーション、ダンス、サウンドの拍子に目印をつけることができます。その拍子はムービーストーリーボード、レイヤー、効果音に転換することも可能です。
  • 「画像リピート」機能を使えば、一定の数の画像を繰り返し表示します。
  • 「ガイド線」を使って予め決めた消失点上へ線をつなぐことができます。
  • カスタム・パネルにブラシ、色、アクション、スクリプトが保存できます。プロジェクトを通じて全てのユーザーが同じグラフィック方針を守れるよう、カスタムパネルをエクスポートし共有することができます。